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高 速 バ ス
区間別
比較研究

台北〜高雄

2017. 3. 24 更新


阿羅哈客運・皇后號
  阿羅哈客運・皇后號 (2014.10)

多数の事業者が競い合う台湾の高速バスを区間別に比較してみました。
豪華バスに乗ってみたい方も、少しでも安くという方も、
本数が多いのが一番さという貴方も是非ご覧下さい。


【重要】2009/8/19より、台北バスステーション発着に変更
阿羅哈客運・統聯客運・和欣客運は、台北車站の北側に新設された【臺北轉運站】発着に変更。
2016年9月28日から國光客運は従来の台北西站(B棟)から臺北轉運站発着に変更された。


統聯客運は2017年3月1日より、運賃を全面的に改定。さらに平日割引運賃の適用時間帯を大幅に短縮した。 また、國光客運は2017年3月8日より、和欣客運は3月15日より、阿羅哈客運は3月24日より引き上げた。

台北バスステーション〜高雄   (所要 5時間)
事業者名 路線
番号
運行時間帯運行間隔
(分毎)
運行
本数
運賃
(台湾元)
優恵
割引
促錆
割引
座席
サービス
備考
統聯客運 1610 24時間20
深夜30

週末
10-20
深夜30
60-70

金・日
88
580530470 3列 .
阿羅哈アロハ客運 3999 24時間30

深夜
60
38

週末
48
730 640. 總統座椅(2列)
パーソナル
ビデオ
服務小姐
.
阿羅哈アロハ客運

【皇后】
3999 7:41-20:4160 14 580470. 3列
パーソナル
ビデオ
服務小姐
.
國光客運1838 5:00〜03:00

週末
24時間
40

深夜60
28

週末
32-35
580530470 3列.
事業者名 路線
番号
運行時間帯運行間隔
(分毎)
運行
本数
運賃
(台湾元)
藍色
時段
橙色
時段
座席
サービス
備考
和欣客運

新営乗換扱
7500

7512
24時間30

深夜40
45-46

週末
53-57
730630630 白金臥艙(2列)
(シェル型
シート)
.
和欣客運
【豪華經濟艙】
新営乗換扱
580530470 3列

パーソナル
ビデオ
.

板橋〜高雄
事業者名 路線
番号
運行時間帯運行間隔
(分毎)
運行
本数
運賃
(台湾元)
藍色
時段
橙色
時段
座席備考
和欣客運

新営乗換扱
7505

7512
24時間 90

深夜
120
16

週末
20-22
730 630630 總統座椅
(2列)
.




割引適用時間
事業者名名称月曜火曜 金曜土曜日曜備考
統聯客運促銷×0:01〜5:00 0:01〜5:00× ×.
統聯客運優恵12:01〜24:005:01〜24:00 5:01〜12:00× ×.
國光客運促銷23:00〜24:000:01〜4:00
23:00〜24:00
0:01〜4:00× ×.
國光客運優恵12:30〜22:594:01〜22:59 4:01〜12:29 × ×.
阿羅哈客運優恵× ×× ×.
和欣客運
(二排椅)
(三排椅)
橙色×0:00〜4:59 0:00〜4:59× ×.
和欣客運
(二排椅)
(三排椅)
藍色12:00〜23:595:00〜23:59 5:00〜11:59× ×.
和欣客運
【板橋】
(二排椅)
橙色×2:00〜4:59 × ×.
和欣客運
【板橋】
(二排椅)
藍色12:00〜23:590:00〜1:59
5:00〜23:59
0:00〜1:59
5:00〜11:59
××.
春節などの多客期や祝日とその前後には、割引が適用されないことがあります。
詳細は各バス事業者のサイトや現地でご確認ください。


★台湾の祝日はAll About Japan 台湾に掲載されている
2017年台湾の祝祭日・春節・中秋節・気候・気温 を参考にして下さい。


 台湾の南北二大都市を結ぶこの路線は、 統聯客運阿羅哈客運國光客運の3事業者が参入している。統聯、國光の両者は3列座席車を運行し、阿羅哈客運は2列座席車「総統座椅」の便と、2012年3月から導入されている3列座席車 「皇后號」 の便が混在する。3者とも24時間運行だ。各者とも台北では台北車站北側の「台北バスステーション」に発着、高雄では台鉄高雄車站南口東側の建國路に発着し、そのうち國光客運はターミナルを構えている。

ほかに和欣客運が台南市北部の「新營」で乗り換える形で台北〜高雄を結ぶ便を24時間運行している。これは正規の路線ではなく、同社の台北〜新營〜台南線と、嘉義〜新營〜高雄線を新營で乗り継ぐというグレーゾーン的な運行で、乗車券も台北〜新營、新營〜高雄の2区間に分けて発券される。これは、同社グループの貸切バスを用いて2001年頃より「如皇旅遊」のブランドで2列座席の高級バスを24時間・20分毎に運行していた都市間ツアーバスの流れを組むものである。とはいえ、この「路線」には、シェル型シートを備えた14人乗りの豪華バス 白金臥艙を投入していることもあって、ここでは取り上げることにした。なお、同社の高雄での乗り場は、阿羅哈客運の東隣に位置している。

2017年3月現在、統聯、國光、阿羅哈の3事業者に和欣客運を加えた4者合わせて、平日約200往復、金・日には約250往復を運行。また板橋〜高雄には、和欣客運が2列座席車で平日16往復、週末22往復を運行している。
なお、以前台北〜高雄に運行していた建明客運(飛狗巴士)は2006年12月4日限りで、板橋〜高雄から統聯客運は2012年以降に退出している。

所要5時間に及ぶ区間でもあり、ここは阿羅哈客運の2列座席車「総統座椅」か、和欣客運のシェル型シート「白金臥艙」の乗車を推奨したい。特に、ホテル代が高騰している台北での宿泊を減らして、快適な2列座席車の夜行便で一夜を過ごす日程を組み入れるのもよいだろう。 (2017年3月記)

2016年以降の動き

 國光客運は、2016年9月28日から台北の発着場所を変更。従来の台北西站(B棟)から臺北轉運站(台北バスステーション)発着になった。
http://www.kingbus.com.tw/newsContent.php?pid=434

 統聯客運は2017年3月1日より運賃引き上げを実施した。原価530→580元、優恵470→530元、促銷399→470元とした。さらに、優恵割引の適用時間を大幅に短縮し、金曜12:01〜月曜12:00の週末とその前後は最高値の原価運賃となった。

 國光客運は2017年3月8日より運賃引き上げを実施した。従来は統聯客運と同額であったが、今回原価は10元割高に設定されている。
原価530→590元、優恵470→530元、促銷399→470元とした。
また、優恵割引の適用時間を大幅に短縮し、金曜12:30〜月曜12:29の週末とその前後は最高値の原価運賃となった。なお、促銷時段も短縮されたが、國光客運は適用時間を23:00〜04:00と統聯客運よりも1時間前倒しの時間帯に設定しており、月〜木の23:00〜24:00は國光客運が割安になっている。
http://www.kingbus.com.tw/newsContent.php?cid=2&pid=506

 和欣客運は2017年3月10日から割引適用時間を改定した。特に、3列座席車の藍色時段適用時間を大幅に短縮するとともに、2列座席車の適用時間と同一化し、金曜12:00〜月曜11:59の週末とその前後は最高値の白色時段となった。
なお、板橋〜高雄線の2列座席車は白色時段の適用時間は他の路線と同じだが、最安値の橙色時段は他の路線よりも2時間短く深夜2:00〜4:59にのみ設定されている。  

 和欣客運は2017年3月15日より運賃引き上げを実施した。
台北〜高雄
二排:白色時段710→730元、藍色時段600→630元、橙色時段600→630元
三排:白色時段 ? →580元、藍色時段 ? →530元、橙色時段 ? →470元とした。
板橋〜高雄
二排:白色時段710→730元、藍色時段600→630元、橙色時段600→630元とした、


 阿羅哈客運 は2017年3月17日より運賃引き上げを実施すると公表したものの、突如延期を表明した。
両排椅(総統座椅):原価715→750元、優恵590→675元
皇后號:原価618元(据置)、優恵540→560元
なお、優恵割引適用時間は火〜木のまま変わらない。

 阿羅哈客運 は2017年3月24日より運賃引き上げを実施した。
両排椅(総統座椅):原価715→730元、優恵590→640元
皇后號:原価618元(据置)、優恵540→560元


2002年から2013年までの動静については、リンク先を御覧下さい。
2013年から2016年までの動静については、リンク先を御覧下さい。  

(おことわり)この記事は、各社の公式ホームページなどから得た情報を基に、筆者が書き起こしました。
内容の正確を期すように努めてはおりますが、保証は致しかねます。予めご了承の上、御覧下さい。
2014年10月に、現地調査を行いました。





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