=台湾バスニュース= (バックナンバー)
(2002.12.9〜2003.3.22)

統聯客運トンリェンクーユン、清明節時期は平日割引を事実上不適用。
統聯客運、清明節時期は平日割引を事実上不適用ー午前4・5時代のみ割引に
(2003. 3. 22)

  普段は、一週間 168時間の内 155時間、率にして92%もの時間帯に割引運賃が適用される同社の運賃であるが、本年2月の春節の時期には運賃を約50元引き上げ、さらに平日割引も深夜2・3時代にのみ適用するという具合に大胆な運賃政策が実行された。

 清明節で3連休となる今年は、墓参りを目的とする旅客が大幅に増加することが予想されるため、平日割引の適用時間帯を大幅に削減することとなった。4月 3日16時から 4月 7日10時までは原則として平日割引運賃の適用を行わず、例外的に早朝の午前4・5時代のみ割引を適用すると発表した。

高雄客運カオションクーユン、高雄=台中を大幅減便
高雄客運、高雄=台中を大幅に減便。金・日以外は90分毎に。
(2003. 3. 9)

 高雄客運は2003年 3月 1日より、同社と台中客運で共同運行を行う高雄=台中線の大幅な減便と平日割引適用時間帯の拡大を実施した。
 まず運行本数は火ー木は16往復から10往復へ、月・土は24往復から10往復へ、金・日は24往復から20往復へと大きく減少し、金・日以外は90分毎となってしまった。また従来2往復存在した林園発着便も廃止された。一方、平日割引適用時間帯の拡大が行われ、これまで火ー木であったものが月ー木・土へと拡大されている。

 この区間では昨夏以来、各社が増便と運賃引下げを行う激しい競争(9月 7日付及び11月29日付記事参照)が行われてきたが、早くも雌雄を決しつつあるようだ。なお國光客運も2月中旬に金・日の午前中を30分毎から40分毎へ変更し、若干の減便を行っている。

國光客運クオグァンクーユン、台中=中正機場を大増便
國光客運、台中=中正機場を大幅に増便。40−60分毎に。
(2003. 2. 23)

 國光客運は、2003年 2月17日に台中=中正機場線の大幅な増便と台中市内の経路変更を発表した。当路線は、前身の台湾客運時代から運行されてきたが、1998年より建明客運(飛狗巴士)と統聯客運が新規参入を果たしてからは低迷が続いていた。

 この度の増便によって、運行本数は8往復から台中発16便・中正機場発20便となり、台中発は毎時40分発が60分毎に、中正機場発は午後は40分毎の運行となった。競合2社が15-30分毎に運行し、台中発は午前2時台からの早朝運行を行っているのと比べるとまだ見劣りはするものの、他社より20元安い運賃とわかりやすい新ダイヤで乗客を呼び込めるか注目される。なお、台中市内の経路変更も併せて実施され、従来中清路経由であったものが中港路経由となり朝馬などに停車することとなった。



尊龍客運ツンロンクーユン、台北=台中 400元に運賃引上げ
尊龍客運、台北=台中400元に運賃引上げ(その一方で平日割引の導入も)
(2003. 2. 6)

  台北ー台中に豪華二列座席車を運行する尊龍客運は、2003年 1月下旬より運賃を350元から400元に引き上げた。既にお伝えした通り、台北ー台中で高速バスを運行する各社が運賃引上げを行っており、それに追随したものである。
 一方、同社は平日割引運賃を設定し、月曜 23:00から金曜 7:00までは360元に抑えている。同社の運行本数は火・水・木が68往復であるのに対して金曜から月曜は86往復へと増便されることからも解るように、この路線は週末の利用者が多く、平日割引運賃の設定時間帯もこれを反映したものとなっている。
 なお、同社は30台に及ぶ金色塗装の新車を投入した。


台北タイペイ台中タイツォン、運賃引上げの傾向に
台北=台中、運賃引上げの傾向に。
(2003. 1. 22)

  2003年になって統聯客運が通常運賃の引上げに踏み切って以来、台北=台中を運行する各社が、相次いで運賃引上げを行っている。統聯客運が 250元から 300元に引上げた直後に建明客運(飛狗巴士)は300元から 350元に引き上げた。しかも同社は、統聯客運が据え置いた平日割引運賃をも50元引上げ300元とした。一方、昨夏台北(承徳路)=台中(朝馬)に新規参入を果たした和欣客運も300元から 350元に引上げた。これにより全く同じ区間を運行する阿羅哈客運と同額となった。

 台中=高雄では価格競争が過熱気味なのと正反対になっており、新規参入や3列座席による低運賃サービスの登場を期待したい。
 台北ー台中の詳細はこちらをご覧下さい。


高速バス運賃、クレジットカードでの支払い可能に
高速バス運賃、クレジットカードでの支払い可能に。國光客運クオグァンクーユンなど数社。
(2003. 1. 14)

  2003年 1月より、國光客運・阿羅哈客運・中南客運の各社は、長距離バスの乗車券の支払いに、クレジットカードの取り扱いを開始した。これは、公務員用の「國民旅遊カード」制度実施と機を一にして、一般のVISA・MASTER・JCBカードも利用できることとなったものである。「100元以上の支払いに限る」などの制約は各社によって違うこともあるので、確認の上利用されたい。また、統聯客運・尊龍客運も4月頃を目途に導入の予定である。
 國光客運のクレジットカード取り扱い開始の記事は同社HPより取材した。

 余談であるが、台鉄でも主要56駅でカード利用が可能になった。





統聯客運トンリェンクーユン、運賃改定。
統聯客運、運賃改定ー通常運賃の引上げと、割引運賃適用時間帯の更なる拡大。
(2003. 1. 8)

  昨年は数回にわたり割引運賃適用時間帯を拡大してきた同社であるが、2003年 1月より時間帯を更に拡充する一方、通常運賃の引上げを実施した。

 まず、割引運賃適用時間であるが日曜 21:00-金曜 15:59、金曜 21:00-日曜 12:59とし、12月に比べ一週間あたり4時間増加した。これにより、一週間 168時間の内 155時間、率にして92%の時間帯に割引運賃が適用される。

 一方、通常運賃の引上げであるが、ほとんどの区間で50元引き上げられ、國光客運とほぼ同額にマッチングしていたものが崩れた。主な区間の新運賃は、台北ー高雄 550元、台北ー台南500元、台北ー嘉義400元、台北ー台中300元である。なお平日割引運賃は、ほぼ全ての区間で据え置かれた



統聯客運トンリェンクーユン、平日割引適用時間帯をまたまた拡大!
統聯客運、平日割引運賃適用時間帯をまたまた拡大!
(2002.12. 9)

 高速バス大手の統聯客運は、12月に入って平日割引運賃を適用する時間帯をさらに拡大し、日曜 22:00ー金曜 14:59と金曜 22:00ー日曜 11:59を割引時間帯とした。これは、裏を返せば金曜 15:00-21:59 及び日曜12:00-21:59を除く時間帯は、全て割引運賃を適用するということである。一週間は168時間であるが、実にその9割にあたる151時間が割引運賃適用時間帯となった。
 競合する各社の動向が気になるが、まだ具体的な動きは出ていない。


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