基 隆 客 運 キールン クーユン
 運 行 路 線
基隆〜台北(士林)、 基隆〜板橋、 金瓜石〜瑞芳〜台北(中崙)

  基隆を中心に路線バスを運行する事業者。基隆市内バスは主に基隆市公車が運行しており、同社は郊外への路線が主体。西は淡水へ東は福隆へと路線を展開する他、基隆〜汐止〜松山〜公館〜中和〜板橋の一般路線も運行。観光地として有名な九分へは、基隆または瑞芳から同社のバスで行くため、ご存知の方も多かろう。

  一方、高速バス路線は3路線を運行する。基隆〜台北(士林)は光華巴士との共同運行で 6:00-22:30に約60往復を運行。台北市内は台北ICを降りた後、重慶北路の啓聡学校停留所に停車し東へ折れて酒泉街、中山足球場、圓山と停車、その後北上して剣潭、MRT剣潭站を経て、市立天文台付近の車庫まで運行される。筆者が基隆から乗車した時は二十余名が乗車しており、台北市内に入ると啓聡学校などでパラパラと降車し、大部分の乗客はMRT剣潭站まで乗車していた。数多くある基隆〜台北を結ぶ路線の中でも異色のルートといえよう。運賃は45元。
 基隆〜板橋は台北客運との共同運行で三重ICを降りた後、三重市内の重陽路などで数箇所停車した後、板橋へ向かう。運賃は細かく分かれているので留意されたい。
 金瓜石〜台北(中崙)であるが、もともと瑞芳〜台北(中崙)に運行していたものを、2003年8月より金瓜石〜九分〜瑞芳を延長したもので、観光客に人気の高い九分と台北を直結する高速バスの誕生となった。これを機に同社は行先表示をLED化した新車を投入している。なお来春、金瓜石に黄金博物館が開館する予定があり、多数の観光客の利用を見込んでの路線延長とも言えそうだ。運賃は75元。(2003. 8. 31)

 その後2008年末時点では、基隆〜士林は好評を博し約10分間隔での高頻度運行を行うまでに成長している。また路線開設以来、初めての車輌代替を行った。
参考)ブログ、アジアバスセンター台湾基隆客運、新車導入
 さらに金瓜石〜瑞芳〜台北線も九分を訪ねる台湾内外からの観光客を取り込むことに成功し、休日は15分間隔で運行するドル箱路線へと成長している。
参考)ブログ、アジアバスセンター台湾台北〜九イ分〜金瓜石、さらに増便

基隆客運ー(基隆にて)
基隆客運ー(基隆にて)
基隆客運ー(瑞芳にて)
金瓜石の風景、(基隆客運バス停にて)
 左上は基隆〜台北(士林)線、右上は基隆〜板橋線の車両。(2003.3 基隆にて撮影)
 左下は瑞芳〜台北(中崙)線時代の車両。側面に行先をペインティングしていた。(2000.7 瑞芳にて撮影)
 右下は金瓜石の風景。候孝賢監督の映画「悲情城市」のロケが行われて以来、一躍有名になった。右端の銀箱は基隆客運の一般路線バス。(2000.7 金瓜石にて撮影)

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