2000年7月より台北〜台中に路線を開設し高速バス事業に参入した同社は、未認可バス大手の尊龍旅遊を母体としていた。尊龍旅遊は1997年10月より片側一列座席の超豪華バスの運行を行い、台北と台湾西部の主要都市を結ぶネットワークを築き上げていたものが、晴れて正規事業者としての一歩を踏み出したのである。 翌2001年6月には、民営化を控えた台湾客運(現在の國光客運)の不採算路線を引き受け、台北〜宜蘭〜羅東、台北〜沙鹿の両線を開設している。さらに2001年11月には台北の南隣、板橋バスターミナルの運営を引き受け、同社自ら板橋ー台中の路線を開設した。台北県による再開発事業の一環として台鉄板橋站に隣接して建設されたこのバスターミナルは、ガラス張りの近代的なターミナルビルに10を超える発着バースを備えている。惜しむらくは、乗り入れ路線・事業者が限られており、その設備を充分に生かしきっておらず今後に期待したい。 (2002.8.18) 2002年12月半ばになって、台北〜宜蘭〜羅東は「福和客運」に運行を委託するようになった。同線は2001年6月に台湾客運の路線を引き受けて以来、頻繁に運行時刻の変更や増減便、車両の効率化(2列→4列→マイクロバスの投入→韓国のヒョンデ自動車製ハイデッカー:3列の投入)などの動きがあった。 現在は大有巴士グループの福和客運に運行を委託している。車両は全面的にマイクロバス化され、以前に投入した尊龍客運塗装に加えて真紅の新車(右上の写真)が多数投入された。なお、この車の窓には尊龍客運と表記されているものの、その直下にairbus.comと表記されていることからも福和客運との関係が伺える。 この路線は現在建設中の北宜高速が開通した暁には大幹線となることが予想され、その時点で大きな変化が起きると思われる。 (2003. 3.19追記)
|
車両は2001年より鮮やかなピンク色に塗られた新車が台北〜台中に配車されている。同線と板橋〜台中には片側一列座席の超豪華バスを運行しているが、台北〜沙鹿線は4列座席が主力となっている。 |
左上は國光客運の台北北站にて撮影。台北〜沙鹿線は台湾客運の路線を引き受けた経緯から当ターミナルに発着する。右上は台中干城の発着場 。左下は台中朝馬のターミナル。右下は板橋バスターミナル。 |
2003年 1月には、金色塗装の新車が30台投入され、台北〜台中線に投入された。スカニア製のエンジンを積みタイヤも3軸8輪になるなど、これまでと様変わりしている。また、乗降口は前ドアのみとなった。 左上は園環站、右上は忠孝復興站、中左は尊龍客運オリジナル塗装のマイクロバスと金色の新車、中右は金色の新車と紅色のマイクロ新車、左下は尊龍客運オリジナル塗装のマイクロバス(坪林にて)、右下は韓国製のヒョンデエアロ。 (2003. 3.23)
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||