高 速 バ ス
区間別 比較研究 台北〜新竹 2017. 4. 11 更新 |
事業者名 | 路線 番号 |
運行時間帯 | 運行間隔 (分毎) | 運行 本数 | 運賃 (台湾元) | 優恵
割引 | 座席 サービス | 台北の 主要停車地 |
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新竹客運・ 三重客運 | 9003 | 台北発 5:20-22:45 金〜月 〜23:00 新竹発 5:20-22:30 | 10-15 金〜日PM 5-8 | 98 月曜113 金曜136 土曜148 日曜153 | 130 | なし | 原則3列 後部4列 | 臺北轉運站 重慶北路 公車専用道 |
豪泰客運 | 2011 | 台北発 6:00-25:00 新竹発 5:30-24:30 | 15 金〜日 10-15 | 77 金〜日 102-108 | 130 深夜 150 | なし | 3列 パーソナル ビデオ | 臺北轉運站
重慶北路 公車専用道 |
國光客運 | 1822 | 台北発 6:00-23:00 新竹発 5:20-22:30 | 15-20 | 77 | 130 | なし | 3列 | 臺北轉運站 重慶北路 公車専用道 |
統聯客運
(新竹IC 発着) | (1619) | 台北発 4:35-20:20 新竹IC発 6:30-21:30 | 約60 | 17 | 140 | なし | 3列 | 臺北轉運站 台北〜台中線の 一部便が、新竹ICで 客扱いを行う |
阿羅哈客運
(深夜のみ) | (3999) (3888) | 台北発 24:00-05:00 新竹IC発 24:10-05:10 | 約60 | 7 | 190 | なし | 2列 | 臺北轉運站 深夜のみ 高雄線、嘉義線の 一部座席を販売 |
阿羅哈客運
(深夜のみ) 【皇后】 | (3999) | ↑ | ↑ | ↑ | 158 | なし | 3列 | 臺北轉運站 深夜のみ 高雄線の 一部座席を販売 |
事業者名 | 路線 番号 |
運行時間帯 | 運行間隔 (分毎) | 運行 本数 | 運賃 (台湾元) | 優恵 割引 |
座席 | 台北の 発着地 |
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亜聯客運 (新竹科学 園経由) | 1728 | >台北発 5:30-22:30 新竹発 5:15-22:30 | 30 朝・夕 15-20 | 51 金57 | 160 | なし | 3列 | 仁愛路公車専用道 公館 景美 大坪林 中央新村 |
建明客運 (飛狗巴士) | 5500 | 5:30-21:00 | 約60 | 15 | 170 | なし | 3列 | 内湖 松山車站(北口) 市府轉運站 阿波羅大廈 忠孝復興 台北科技大 南京東路口 行天宮 |
事業者名 | 路線 番号 | 運行時間帯 | 運行間隔 (分毎) | 運行 本数 | 運賃 (台湾元) | 優恵 割引 |
座席 | 備考 |
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阿羅哈客運 (朝・夕のみ) | 3777 | 板橋発 6:30-20:30 新竹発 5:50-20:30 | 朝・夕 約60 | 8 金・日 9 | 150 | なし | 4列 | . |
台湾のシリコンバレーと呼ばれ、ハイテク工場の集積地として名高い新竹と台北を結ぶ路線には、新竹客運・三重客運、豪泰客運、國光客運、亜聯客運、建明客運(飛狗巴士)、阿羅哈客運、統聯客運の 7事業者グループが参入し、合わせて平日約350往復(内、新竹バスステーション発着320往復)、週末は約425往復(内、新竹バスステーション発着約400往復)を運行している。
2016年8月2日、台鉄新竹駅裏(南口)に「新竹バスステーション」が開設され、これまで新竹駅表口西側の中華路沿いにあった新竹客運のターミナルや、周辺に散在していた各者の乗り場が統合・集約された。統聯客運および阿羅哈客運の深夜便を除く各者の路線は、このターミナルに発着する。新竹では、ほかに新竹インターチェンジ西側の光復路二段にキャンパスがある交通大学と清華大学での乗降が多い。 一方、台北では台北バスステーションに発着する新竹客運・三重客運、豪泰客運、國光客運の各者がそれぞれ約15分毎に運行する。その中で新竹客運・三重客運が運行本数で一歩抜きんでており、特に日曜の午後台北発 14:30〜22:30にかけて5分毎に頻発するのは圧巻だ。反面、後部の座席が4列仕様になっている車両が多く、快適性を重視するならば豪泰客運の方が良いだろう。 ほかに、台北市内東部に独自の停留所を設けた路線を、亜聯客運、飛狗巴士の両者がそれぞれ運行しているが、飛狗巴士は相次ぐ減便によって使いづらくなってしまった。亜聯客運は、台北市政府ターミナルには入らず、仁愛敦化までなので留意されたい。また、板橋線を阿羅哈客運が朝夕のみ運行している。2列座席の高級バスで知られる同社であるが、なぜか当路線には 4列座席車が充当されている。 特筆されるのは、台北バスステーション〜新竹インターチェンジ間を深夜のみ運行する阿羅哈客運の路線だ。これは、2014年3月20日より既存の台北〜高雄線、台北〜嘉義線の一部便が新竹インターチェンジに停車していることを活用して、台北〜新竹間に空席がある場合のみ客扱いを行うもので、深夜に台北〜新竹をバスで移動する貴重な手段になっている。なお、これは交通部の認可を受けた合法的な営業である。 最後に統聯客運であるが、台北〜台中線の一部便が新竹インターチェンジで客扱いを行うもので運行本数は少なく、台北早朝発の 4:35便を除いては、特に利用する機会もないであろう。 かつて、2002年には平日80元という低運賃が打ち出され、その後 5年あまり、各者間で細かな運賃競争のせめぎ合いが続いた。2008年以降は 130元近辺で安定していたが、およそ10年を経た2017年3月には久々の運賃引き上げが実施された。しかし、新竹客運・三重客運が運賃を据え置いた影響もあって、豪泰客運と國光客運は一度引き上げた運賃を1か月も経たぬうちに引き下げている。結局各者横並びの130元に収束した。 この間、運行開始当初は2列座席の豪華バスを運行していた豪泰客運は、2004年頃から3列化を進めたほか、2012年以降、飛狗巴士が数度にわたって減便を行い、すっかり不便になってしまったことが特筆される。なお、15年前にこの場所で「中正機場ー新竹線の開設を望みたいところである。」と記したが、桃園機場と名称を変更した今もなお、空港〜新竹を直結する路線は存在しない。(2017年3月記) 2016年以降の動き 亜聯客運は2016年4月14日改定の時刻表で、1日51往復運行(金曜は57往復)。運行時間帯は台北発5:30(土日は5:40)〜22:30、新竹発5:15(土日は5:30)〜22:30。運行間隔は平日の月〜木は朝夕に集中し12〜15分毎に運行されるが、昼間の9:00〜16:00は30分毎と少な目。一方、土日はほぼ全時間帯で15〜20分毎の運行となる。 2016年8月2日より、新竹火車站裏口に新設された新竹轉運站(新竹バスステーション)の発着に変更された。國光客運、新竹客運/三重客運、豪泰客運、建明客運、亜聯客運、阿羅哈客運の各社とも対象。 http://www.kingbus.com.tw/newsContent.php?pid=385 國光客運 は2017年3月8日より運賃引き上げを実施した。原価:130→155元。 豪泰客運 は2017年3月15日より運賃引き上げを実施した。原価:130→150元。なお、台北発 23:30以降と新竹発 22:40以降に設定されていた深夜運賃(170元)は廃止された。 https://drive.google.com/file/d/0B2QLXGBfGXOtVk00X01oNjNrSTQ/view 阿羅哈客運 は2017年3月17日より板橋〜新竹線の運賃引き上げを実施した。 四排椅:原価 120→150元。 豪泰客運 は2017年3月24日より運賃引き下げを実施した。原価:150→130元。なお、3月17日に一度廃止した深夜運賃を復活させ、以前の170元よりは割安な150元に設定した。適用される時間帯は台北発 23:30以降と新竹発 22:40以降。 https://drive.google.com/file/d/0B2QLXGBfGXOtWXpYOFdicHVvdEk/view 國光客運 は2017年3月27日より運賃引き下げを実施した。原価:155→130元。3月8日に引き上げた運賃を元に戻したのは、競合する新竹客運・三重客運が運賃を130元のまま据え置いていることと、豪泰客運が130元に引き下げたことへの対抗措置と思われる。 http://www.kingbus.com.tw/newsContent.php?pid=522 建明客運(飛狗巴士) は2017年4月上旬に運賃を引き上げた。 原価 130→170元。(4月11日に同社公式サイトにて確認した) *2002年から2016年までの動静については、リンク先を御覧下さい。 |